木組みの家 【伊達市】
家族構成 | 4人(子供2人) |
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工期 | 4ヶ月 |
構造規模 | 木造2階 |
間取り | |
敷地面積 | 234.72㎡(71.00坪) |
延べ床面積 | 1F:21.70坪 2F:13.85坪 吹抜:1.2坪 ポーチ:1.5坪 |
建設地 |
出会い
2年前の夏に開催した完成見学会に、はじめてご夫婦にお越しいただきました。
その後、ご家族や知人と相談をして、色々と検討された後、昨年開催した構造見学会に参加を頂き、当社の家づくりについての考え方やこだわり、基礎の構造や無垢材の躯体に共感を頂き、当社での家づくりがスタートしました。
建築地さがし
以前からオーナー様自身で土地を探していたので、私は選択肢の中にある物件に対してのアドバイスをお伝えし、建築地が決定いたしました。
そこは、小学校、中学校ともに近く、安心してお子様が通学できる場所で、大型スーパーも徒歩圏内にある、とても便利な場所でした。
さらに、2階の高さからは山が見え、窓から見えることになる景色は季節の移り変わりを望む事ができる素晴らしい場所でした。
こだわり
・日当たりが良く、光あふれる空間で過ごしたい。
・適材適所に木を使い、落ち着いたデザインにしたい。
・家族の居場所が感じられる間取り、空間にしたい。
・対面キッチンには憧れるが、リビングからあまり見えないような位置にしたい。
・キッチンとダイニングは近い位置にしたい。
・トイレに素敵な手洗を設けたい。
・家具は家のデザインに合わせ、木で新調したい。
・2階は開放的な空間として使いたいが、家族の成長に合わせて後々仕切れるようにしたい。
・寝室にドレッサーコーナーがほしい。
・ランドリーコーナーにはアイロン台を作り付けたい。
・省スペースで広々と感じられる空間にしたい。
等々・・・オーナー様こだわりの様々な「したい」がありました。
プランニング
■建物配置
東南方向に細長く形成された土地での計画です。
光りが多く差し込む南側には、家族が集うリビングとダイニングを。
水廻りや階段、トイレなどは北側へ配置いたしました。
建物全体をできるだけ北西によせ、南東の日当たりが良い土地に家庭菜園スペースを確保しました。
■玄関
2.5帖のスペースを幅の広い形状にすることにより、実際の広さよりも開放的に感じる事が出来る空間としました。
また、玄関・トイレ・シューズクローク・リビング・コートクロークへの動線をつなぐ廊下としての役割も兼ねており、その全ての動線をまとめることで無駄を省き、シューズクローク上部に採光窓を設けることで、やさしい自然光が差し込みます。
■シューズクローク
玄関横のシューズクロークは、背が高く奥行きのある収納で、履物以外にも普段は使わない物をしまう大容量の収納として使えるようにしています。
■コートクローク
家族4人分+お客様のコートもスッキリと入れることができ、下部には掃除道具なども収納可能です。
■キッチン
ダイニングに向かって対面式とすることで、お互いの存在を感じながら食事の支度が出来ます。
また、あえてリビングからの目線を外すことによって、お客様がお越しになった際にも食事の支度をしている姿を見えなくしています。
そして、朝早くから炊事をする奥様が気持ち良く1日を迎えられるように、朝1番の日が差しこむ東側にキッチンを設けました。
【食器棚も床材に合わせた赤松で製作しております。】
■ダイニング
キッチン正面で、食事の準備や後片付けがとっても楽ちんです。
東面の窓からは朝日が入り、家族が一番集いやすい朝食の時間が明るく気持ちよく過ごせます。また、南面にある大開口の窓からは庭の景色が見え、とても素敵なスペースです。
【テーブルと椅子は水に強く目が詰まった、ヒバ材で製作しております。】
■LDK
細長のL形空間は、南面に設置した大開口の窓から太陽の光が差し込み、対角方向に計画した窓を通って心地よい風が流れます。
また、上部の吹抜けからも明るい光が降り注ぎ、とても解放的な空間となっており、実際の広さよりも広く感じる空間になっています。
【ローボードとTVボードも床材に合わせた赤松材で製作しており、ソファーとテーブルは桐材で製作しております。】
■ウッドデッキ
ダイニングと隣り合わせにすることにより、外でのバーベキューや食後のコーヒーなどを楽しむ事が出来る、とても贅沢なスペースです。
こちらはお父様の新築祝いのプレゼントです!
■ユーティリティー
ユーティリティは広めに計画し、洗濯、洗面スペースを兼用としました。
風が抜ける様に2箇所の窓を設け、洗濯物も短時間で乾燥する事ができます。
また、収納スペースも2箇所設け、洗剤などの整頓がとっても楽ちんです。
【洗面台+アイロンコーナーはタモ材で製作しました。】
■子供部屋
日中の時間を多く過ごす子供達の部屋は、日当たりを大切にしました。
また、後々の成長に合わせて2つの部屋に仕切れるように計画しています。
■ホール
吹抜けとつなげた位置に設ける事で小さなスペースを広く感じる事ができます。
吹抜けの窓からは明るい日差しが差し込み、寝室・階段・子供部屋・トイレの動線をまとめて、スペースが有効活用できるよう計画しました。
■階段
いつも家族の居場所が分かる様に、リビング中央に計画しています。
■寝室
子供が小さなうちは家族全員で寝られるための広さを確保し、身支度が楽にできるように続き間でウォークインクローゼットを設けました。
【寝室とウォークインクローゼットは天井、壁、床のすべてを桐材で仕上げています。さらに、無垢の赤松材でドレッサーを製作しました。】