注文住宅の壁紙を考えるうえで、ビニールクロス、珪藻土クロスという言葉を聞いたことのある方も多いですよね。
「珪藻土クロスとビニールクロス、どちらが良いのだろう」という疑問も出てくるでしょう。

そこで今回は、珪藻土クロス、ビニールクロスについてそれぞれ紹介します。

□珪藻土クロスのメリット、デメリットとは

珪藻土とは、かつて海や湖に生息していた植物性プランクトン（藻類）の化石が泥と一緒に堆積し、岩石化したものです。

メリットは、「調湿効果があること」、「補修が簡単であること」、「主成分である、珪藻のパーセンテージによって、色味を選べること」などです。

珪藻土は、湿気が多いときは水分を吸収し、乾燥しているときは水分を放出します。
そして、人間が快適であると感じる40～70パーセントに湿度を保ってくれます。

デメリットは、「ひび割れしてしまう可能性があること」、「真っ白にはならないこと」です。

珪藻土自体が柔らかい素材のため、ひび割れは起こりやすいです。
また、珪藻土自体に色が少しあるので、真っ白を希望する場合は、漆喰の方がおすすめです。

 □ビニールクロスのメリット、デメリットとは

ビニールクロスは多くの家庭で一般的に使われています。

ビニールクロスには、「豊富なデザインや色が取り揃えられている」、「施工性がいい」、「汚れがついても拭きとれる」、「抗菌作用やペット対応など、用途に応じて選択できる」、「後々のクロスの張替が容易」などのメリットがあります。

そもそも種類が多いので、部屋ごとに壁紙を変えたり、一面ごとに変えたりできます。
そのため、好みのインテリアに合わせて、室内空間を演出できます。

これに対し、デメリットは「化学物質を含む」、「施工直後に独特のにおいがある」、「年数が経つと接着剤が劣化し、剥がれてくる」、「紫外線により変色する」、「部分補修が目立つ」、「埃を吸着しやすい」などです。

化学物質は、シックハウス症候群を引き起こす原因となります。
シックハウス症候群は、めまいや吐き気、頭痛、目がチカチカするなど症状は様々です。
アレルギー体質の方がいる場合は避けたほうが良い場合もあります。

□まとめ

今回は、珪藻土クロス、ビニールクロスについて紹介しました。
どちらを壁紙に採用しても良い点、悪い点は存在します。
各ご家庭にあった壁紙を選びましょう。

珪藻土クロスやビニールクロスについてご不明な点等ございましたら、ぜひ当社にご相談ください。

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