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『住んで楽しい郷の家』

アイキャッチ

家族構成 夫婦2人 (時々プラス6人)
工期 5ヶ月
構造規模 木造2階(ロフト付)
間取り
敷地面積 341.38㎡ (103.27坪)
延べ床面積 1F:27.90坪 
2F:17.96坪(吹抜け3坪) 
ロフト:8.5坪
建設地

出会い

出会いはある一本のメールから始まりました。

とても遠く離れた方からの問い合わせに戸惑いましたが、伊達市内への移住、家づくりを検討されておりました。

実際の住宅を見学したいという希望があり、以前建築されたオーナー様の家を数件伺いました。

その時に実際の住み心地や感想、家づくりのストーリー等をお聞かせ頂きました。

実際にお会いする前にも、メールで無垢材や家づくりについてのこだわり、断熱や基礎、構造躯体などを細かくご説明させていただいた経緯もあり、その場で当社での家づくりをご決断頂きました。

土地探し

伊達市から数百キロ離れた地からの移住計画ですので、土地の説明も細かく、それぞれの地域性や特色も含め、たくさんをご紹介させていただきました。買い物や病院などの道のりや散歩道等々・・・

様々なご要望をクリアする物件が見つかりました。

その土地は間口と奥行きのバランスが良く、正方形に近い形状で、道路が南側に面し日当たりも十分にとる事が出来て、大きさ的にもゆったりとして車通りが少ない静かな場所です。

2ヵ所の大型スーパーへも徒歩圏内にあり、小中学校への距離も近く、川があり緑豊かな立地でした。

遠く離れているお客様でしたので、完成までのメールでのやり取りも300件以上となりました。

コンセプト

①人にやさしく

・素足にやさしい無垢の床材

・木目が美しい無垢の梁材

・バリアフリーと健康的な珪藻土クロス

・日向ぼっこが気持ち良い縁側

・心地良い炎と音が奏でる薪ストーブ

②地球にやさしい

・高耐震・高耐久の無垢材による頑強構造

・温暖化を抑制する高断熱性能

・省エネを実現する薪ストーブ

「郷の家」の特徴である真壁工法を用いて、薪ストーブでのライフスタイルを楽しみたい。

コンセプト詳細

 

玄関

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・東向きの道路に近い位置に設け、玄関ポーチの素材を木製の格子でデザインしました。

・玄関ホールには邪魔にならない様に、斜めにカットした飾り棚を設けました。

・来客用と家族用で仕切り、シューズクロークとコートクロークを兼ね備えた広め空間を創りました。また、玄関には薪ストーブの熱が廻らないため、電気温水器を設置することにより、暖房の役割を果たしてくれます。

パントリー及び勝手口

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・既存の食器棚と乾燥器を利用できるように広めに設けました。
・生ごみ等の臭い防ぐため、内装材には香りの強い杉板を張りました。
また、断熱材を使わない構造とすることにより、野菜などを貯蔵する保冷庫としても利用できます。
杉板は無垢材の中でも湿気を多く吸ってくれるという特徴があり、調質効果にも優れています。

暖房

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吹抜けを合わせると57坪もの大空間を暖めるため、数カ所の吹抜けと階段で暖気と冷気の通り道を創り、家全体が暖められるように設計ました。

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・薪ストーブ周りのレンガはオーナー様のご要望で、オーナー様の地元山脈をモチーフにデザインしました。

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・床は灰などの汚れが付かない様にタイルを貼りました。また、つまづいたりしないよう、床を掘り込んで、リビングの床との高さをフラットにし階段状にデザインしました。

和室

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・布団用の収納と仏間を設け、6帖の畳の空間です。
・リビングと隣接した和室は襖で仕切り、戸を開けると31帖の大空間となります。

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・襖には萩をデザインした和紙を貼り、天井には代萩を採用、腰壁に桜の形をくり抜いた板を貼り、和紙を用いた丸い形状の照明器具を設け、それに合わせて障子にも丸い形をくり抜き、和の空間を演出しました。

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縁側

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・縁側とウッドデッキを窓で繋げ、広い空間を演出しました。
・和室との間仕切り戸には千本格子のデザインを採用し、和室との繋がりを大切にしました。

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・縁側はちょっとしたプライバシーを保つことができるように、リビングから見えない角度に配置しました。
・縁側は家と外を繋ぐ大切な空間。お客様とお話したり、お茶を飲んだりと憩いの場になります。

キッチン

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・庭を望めるように庭側の対面式とし、ダイニングテーブルとカウンターを赤松材で創り付け、
食事の支度や片付けが楽ちんになる様に一体型としました。
・食器棚は作業しやすい様にデザインし、天然無垢材と合う様に赤松材で製作いたしました。
・床は水が跳ねても大丈夫なコルク材を採用、厚みを持たせた材料ですので素足でもとても暖かいです。

洗面

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・トイレ洗面浴室の順番で動線を考えました。
・階段下を利用し、下着やタオル類等の収納を設けました。
・床はウェーブ状に仕上げたタモ材を採用、木目が素晴らしくて狭い空間でも癒されます。

床下収納


・一階全体すべての床下が収納空間となっております。
・お手持ちの本など大容量のものが収納できるように開口を広く取りました。

ウッドデッキ

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・リビング~ウッドデッキ~縁側と外への動線を繋げてとても気持ち良い空間が出来上がりました。
・洗濯物や布団を干したり、庭を眺めたりバーベキューを楽しめます。

2階フリールーム

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・普段はご夫婦で映画を楽しめるようにシアターシステムを完備。
・子供たちが宿泊できるような広さを確保。

寝室

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・2階には寝室を2部屋設け、大容量のウォークインクローゼットも計画しました。
・お手持ちのタンスを2竿設置できるように計画致しました。
・天井は高く屋根なりの形状ですので、とっても広々空間となっております。

二階ホール

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・冬の乾燥状態を緩和するため、また乾燥スペースとして利用する為、物干しポールを設けました。
・暖気が家全体に廻るようにホールから各部屋に小窓を設け、暖気を取り入れます。
・2か所の吹抜け空間とホール、階段でも余裕を感じさせる間取りとすることができました。
・2Fにも洗面を設け、1階へ降りなくても洗顔や歯磨きなどが出来ます。もちろんトイレも完備しております。

ロフト

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・子供が遊びに来た時の遊び場としても魅力的です。
・窓から地元の山々がとてもきれいに眺望できます。
・薪ストーブの熱が吹抜けからロフトを通して一階へ抜ける計画にしています。

まき置き場

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・玄関ポーチを広く大きくし、大容量の薪置場を確保いたしました。
東面の山瀬からの風が通る場所で、壁に木製の格子で施することで、しっかりと薪を乾燥する事ができます。

物置

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・道路側の一番目立つ場所にある物置も住宅同様のデザインにしています。

外構

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・来客時に対応できるように車2台分の駐車スペースを確保しました。
・庭の土は黒土を入れ替えて、畑や花壇などが楽しめるスペースになりました。

クローゼット

・床・壁・天井の全てを桐材で仕上げておりますので、クローゼット全体が桐ダンスです。
・桐材は調湿効果、防虫効果がありますので、大切な衣服を守ります。

照明

・利用頻度(時間)の多い個所についてはLEDを設置しております。
・各所に雰囲気が出る様にあえて白熱灯も採用しております。
・空間やデザインを重視した器具選びを致しました。

オーナー様の感想

 道北の小さな町にある社宅から伊達に新築した無垢の家に引っ越しをしてから、じきに半年が過ぎる。家の前に小さな庭と畑をつくり、所帯道具などをひと通り整理して、すこし時間に余裕を持てるようになったせいか、妻に「砥の粉などが床にポロポロ落ちて、掃除が大変!」と言われながらも、気が向いた時に手の届く範囲で、柱や梁などを乾拭きしはじめた。

 汗をかきながら、先日「アッ、これは郷の家ではなく、無垢の家。」とひとり納得し、爽快になった。それまで、「私どもにとって、土屋建設とはなんだったのだろう?新潟で製材され、プレカットされた無垢材をたんに組み立て郷の家としたのだろうか?」などと考え、頭のなかの迷いをうまく整理できずにいた。

 杉の柱と赤松の梁、その梁と桐板や珪藻土クロスを張った壁などの隙間にあてられたひとつひとつの細い木を見て、迷いが晴れた。ひとつひとつの細い木が丁寧に塗装され、長さの足りないものに数センチの短い木を加え、隙間をなくしている。梁や杉の柱から抜け落ちた節が、節穴に戻され、接着・塗装されている。頭をあてそうな梁の角を、ひとつひとつ丸みをもたせて削っている。これらに、どれほどの時間を費やしたのだろう?「手を抜きたいと」思った時もあったのではないか?

 何度か擦っていると、わずかな光沢がでる。その柱や梁を見ると、感謝されているのではないかと勘違いをする。特に、節の周り。木目が素直に並んでいるより、美しい。節の周りの曲線に、自然な色の濃度勾配がつく。

 壁の珪藻土クロスの目地が、きれい。新潟の郷の家のモデルハウスにあったはみだしがなく、遥かによい仕上がり。「若いが、腕のいい職人が張りました。」と家が引き渡された時に聞いた。でも、このように仕上げるのが、土屋建設かもしれない。

 高さ1メートルの床下に降りる。頑健なベタ基礎のうえのヒバと赤松の木組みが、きれい。水回りの配管、電気配線も丁寧に支持・整理されている。普段ほとんど見ることがない箇所がきれいだと、当然のことなのかもしれないが、何故か嬉しくなる。この当たり前を大切にしているのが、土屋建設かもしれない。

 丁寧な仕事が繰り返され、無垢の家は新潟のモデルハウス郷の家より、生き生きと美しい。この無垢の家に、札幌にいる両親や長男そして兄夫婦、東京で働いている長女、道北や長野の友人などが来た。玄関を入ると、無垢の木の数とその大きさに圧倒されてか、「ウアー、すごい。いいね。素敵。」の言葉が聞かれた。一階のダイニングでは太い節のない北山杉の大黒柱や手作り感が溢れているカウンター、薪ストーブ、和室では千本格子の引き戸、和紙にしだれ桜や萩をあしらわれた襖や細い萩が一面に張られた天井、二階では総桐の部屋や家紋が彫刻された腰板、屋根裏スペースでは整然と並べられた太い梁、道産杉で手作りされた書棚などに、「ウアー」が続く。自然の素材がひとつひとつ丁寧に組み合わせられ、見る人を感動させるようだ。

 加えて、私どもの経済的な負担ができるだけ小さくなるように、無垢の家はつくられているらしい。システムキッチン、ユニットバス、照明、カーテンなど・・。汗を流さないで、土屋建設が顧客の負担を増やすことはないかもしれない。
 
 これからも、無垢の家をつくり続けていただきたい。「自然を大切に環境にやさしい家づくりがモットー。伊達で、胆振で、大いに活躍していただきたい。明日の明るい北海道の灯火となっていただきたい。」と思い、拙い感想を綴った。この拙文を読まれ、技術的な観点などで不足を感じる方々があるかもしれない。これらについては、土屋建設の若いスタッフに補足いただけると思う。気軽に、フリーコール。きっと、「はい、土屋建設です。」と明るく元気な声がかえってきます。

神無月 吉日
末永 無垢の家の住人

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