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集成材にはどんなデメリットがあるの?解説します!

 

「集成材って聞いたころとあるけれど、どんなものだろう」、「集成材にはどんなデメリットがあるのだろう」とお悩みの方はいませんでしょうか。

今回は、集成材とそのデメリットについて紹介します。

□集成材とは

有機質vs無機質_01

集成材と聞くと、素材を寄せ集めたものという漠然とした印象を持つ人が多いでしょう。
集成材とは、端的に言うと複数の木材を集めてつくられる木材で、家の建材・家具などにも使用される部材です。

具体的には、板や小角材などを乾燥させ、節や割れなどの部分を除いて、繊維方向をそろえ、接着剤でくっつけてつくる木質材料のことです。

集成材も中でも、住宅の柱や梁などの構造に使う構造用集成材と、住宅の内装や家具に使う造形用集成材の2つに分けられます。

構造用集成材は、強度が高いです。
また、十分な乾燥が施されているため、湿度などで寸法が狂いにくく、安定した素材です。

造形用集成材は、美観に優れています。
そのことから、食卓テーブルや机の天板、カウンター、階段などに使われることが多いです。
また、比較的環境にやさしいことも特徴です。

□集成材のデメリットとは

集成材には様々なデメリットがありますが、現在当たり前のように普及しています。

そのデメリットをいくつか紹介します。

1つ目は、健康に害があることです。

集成材は素材の接着の際に接着剤を使います。
その中にレゾルシノール系接着剤というものがあります。
この中には、ホルムアルデヒドは、シックハウス症候群を引き起こす原因物質が含まれています。

家に長時間いる主婦や抵抗力の弱い子供、高齢者は、特に発生率が高いです。
初期症状としては、目やのどの痛み、めまい、吐き気、頭痛などです。
ひどくなると、そこから神経障害、化学物質過敏症などに至ります。

2つ目は、耐久性の問題です。

集成材は、接着剤の耐久性ありきになります。
柱や梁にも使われる素材のため、その耐久性が接着剤ありきというのは心もとないですよね。
接着剤は湿気に弱く、老朽化した場合に、はく離することもあります。

3つ目は、環境に悪影響なことです。

廃材を焼却する際に、接着剤からダイオキシンなどの有害な化学物質が発生します。
また、集成材は劣化した場合、リサイクルがしにくいです。

□まとめ

今回は、集成材とそのデメリットについて紹介しました。
集成材はポピュラーな素材ですが、その反面たくさんのデメリットがあります。
住宅の木材についてご不明な点等ございましたら、ぜひ当社にご相談ください。

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