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人に一番大きな影響を与えるといっても過言じゃないその住空間

 

木材の健康へのプラス影響 その3

人間が進化する過程で常に一緒にあるものそれが自然


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~木材の健康へのプラス影響とその関係を研究された九州大学の清水先生のお話しを聞いて~

抗菌に関する実験もされています
案外 皆さんが勘違いされている思うのですが、

木材というのは 自然のものですよね

〝自然なものだから、なんかだかデコボコしていて なんか菌も生え易いのではないだろうか?〟

というふうなことを考えてしまいがちではありませんか???

(実は 私も そう思ってました・・・)
病院とかつるつるっとした状態
そういうところの方がなんか菌も生えにくいのではないか?
あとガラスとか壁紙のほうが、菌が生えにくく
例えば食べ物にくっつくというイメージがあったり、食べ物は自然のもので
木材も自然のもので、木材の方が表面に菌が繁殖するんじゃないか? っていうふうに思われている方が案外 多くいらっしゃると思います

そこで清水先生たちは実際に実験されたそうなんです
木材の表面に 黄色ブドウ球菌というアトピー性皮膚炎など いろんな炎症とかを
引き起こす菌を加えてその菌がどうなるのか?

壁紙だったり、もしくは
木材ではなくて、ただコピーの用紙だったり

そういうものに加えていくとコピー用紙とか壁紙ではですね
菌が全然 死なずに どんどん増えていく

一方木材表面を切り取ってそこに黄色ブドウ球菌を垂らすとその後ほぼ
菌の数は検出されなくなったそうなんです

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おそらく木材のなかに
含まれている表面にいろんな木材の成分
香り成分も含めそれと木材表面の物理的な
セルロースかヘミセルロース リグニンとかのマトリックスが抗菌作用を示している そうなのです!!
いろいろなマルチファンクションと先生たちは表現してるのですが、そういうもの(菌)を抑制
する効果がある と言えるのが 無垢材なんですね!

一方 ビニールクロスとか紙とかにはそういう効果がない と明確に示した実験データになります

フローリングというのは表面を樹脂でコーティングしてあるわけですけれども樹脂でコーティングしてしまうと木材が持っている

水を吸って水を吐き出すっていう調湿作用が失われてしまう。

無垢の木材こそが調湿作用をきちんと押さえつつ木材が持っている香りも出しつつ

表面に菌の繁殖も抑える。

それでハウスダストも抑えて だから菌に対しても抑制し、そして人に対する睡眠とか快適さも高める という意味では無垢の木材で 古く、そして新しい機能性を有する材料。

昔は無垢の木材で家は建てたんですよね

それが最近はフローリングで合板フロアーになって

また壁もビニールクロスなんか 加工し易い ということで

室内環境は変わって 加工するとかで樹脂でコーティングするとか・・・

実験データだけみると 例えば光を与えても変色しづらいとか 加工し易いという利便性(安価)はあるんですけれども

実際に人間の体にとって 快適性・健康性で考えると総合的に見て圧倒的に無垢材の方がマルチファンクションなんです!

マルチファンクションなんですね。 清水先生が初めて使った言葉らしいですが 私も使ってみますっ

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お聞きすればするほどこの木を住まいに使うことの合理性というか、先人の知恵をそのまま生かすことの大事なことは気付けそうですけれど

自然と人間っていうものの大切さというものを改めて 大切だと思いました

 

 

つづく

 

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