無垢材の空気層が、断熱の役割を果たす
冬の朝の廊下を想定し、床材の冷たさを比較する実験を行いました。
新建材のフローリングと無垢床材を冷凍庫に入れ、
取り出した直後の表面温度を計測したところ、無垢材は8℃、新建材は−2℃。
その差は10℃にもなりました。

表面温度が下がりにくい無垢材
無垢材は内部に空気層を含んでおり、この空気層が断熱材のような役割を果たします。
そのため、表面温度が下がりにくく、触れたときの冷たさも抑えられます。
冷えた状態が続く新建材
一方、新建材は空気層を持たないため、断熱効果がなく、冷えた状態が続きます。
この冷たさが人の体熱を奪い、時間の経過とともに結露が発生します。
こうした状態が長年続くことでカビ菌や木材腐朽菌が繁殖し、住まいの劣化だけでなく人の健康にも悪影響を及ぼしていくのです。
カビが発生・繁殖しやすい条件とは
カビは、温度20℃以上、湿度70%以上の環境で発生・繁殖しやすくなります。
湿気を吸わない新建材の部屋と、調湿作用を持つ無垢材の部屋を想定し、同じ量の湿気を入れた容器で比較実験を行いました。
2時間後、両者は同じ室温であるにもかかわらず、湿度には30%以上の差が生じました。

無垢材の調湿性
無垢材が空気中の湿気を吸収することで、湿度を下げることができます。
新建材の調湿性
調湿作用のない新建材の部屋はカビが生じやすい条件をつくりやすい住まいといえます。
湿度が高い状態が続くと、カビが発生・繁殖しやすい環境が整ってしまうのです。
カビの繁殖が、アトピー・ぜんそくの原因になることも
湿度の違いが、カビの繁殖に大きく影響することを確かめるため、比較実験を行いました。
「新建材の部屋」と「無垢材の部屋」を想定した水槽を用意し、それぞれに食パンを入れて経過を観察しました。
10日後、新建材の部屋の食パンにだけ、カビが発生しました。

カビ菌が繁殖しやすい新建材
湿度の高い環境では、カビ菌が繁殖しやすくなります。
カビの死骸や胞子は空気中に広がり吸い込むことで、アトピー性皮膚炎やぜんそくなどのアレルギー反応を引き起こす原因になることがあります。

カビ菌の繁殖を抑える無垢材の調湿性
無垢材は空気中の湿気を調整する働きを持つため、カビの繁殖を抑えやすい環境をつくります。
その結果、住まいの空気環境が安定し、家族の健康を守ることにつながります。
まとめ|無垢材が「健康な住まい」を支える理由
| 項目 | 新建材の住まい | 無垢材の住まい |
|---|---|---|
| 材料の特性 | 空気層がなく、熱や冷気を伝えやすい | 内部に空気層を持ち、断熱性が高い |
| 冬場の床の表面温度 | 冷えやすく、体熱を奪いやすい | 表面温度が下がりにくく、冷たさを感じにくい |
| 温度差・結露 | 温度差が生じやすく、結露が発生しやすい | 温度変化が緩やかで、結露が起きにくい |
| 湿度の状態 | 湿気がこもりやすく、高湿度になりやすい | 湿気を吸放出し、湿度を安定させやすい |
| カビの発生 | 温度20℃以上・湿度70%以上になりやすく、カビが繁殖しやすい | カビが繁殖しにくい環境を保ちやすい |
| 健康への影響 | カビの胞子を吸い込み、アトピー・ぜんそくの原因になることも | 空気環境が安定し、健康的に暮らしやすい |
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